オーケストラは家族
私たちは、秋田県秋田市で活動するアマチュアオーケストラです。年に一度の定期公演を活動の軸に、地域の児童館や介護福祉施設への訪問演奏や、団内の発表会兼ミニコンサートなど開催し、和気藹々と音楽を楽しんでいます。
構成するメンバーは20〜50代と幅広く、良い雰囲気作りを心がけています。時に兄弟姉妹のような、親子のようなやり取りが垣間見えます。また、当団の特徴として、県外団員制度があります。練習や本番で秋田に来た団員と会う時は、久しぶりに姉や弟が帰ってきた、単身赴任中のお父さんが帰ってきた、そんな不思議な安心感を覚えます。
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定期公演では、例年60~70名がステージへ。現在団員は35名ですので、多くの賛助出演くださる方々に支えられています。はじめは賛助で出てくださった方が、何年かご一緒するうちにそのまま県外団員になるという素敵な出会いもありました。
演奏する曲は、毎年コンセプトが変わりますが、変わらないキーワードは「憧れ、挑戦」だと思います。秋田県は吹奏楽が盛んな土地で、オーケストラの譜面をアレンジして管楽器だけで演奏することが多く、中学校・高校の青春時代に取り上げたことのある曲を、今度はオーケストラでやってみたい。という団員も多くいます。また、団員がコンチェルトのソリストに挑戦する試みも数年続けています。一方で、プロの演奏家に来ていただく機会にも恵まれています。各々憧れの曲を大事に持っているので、プログラム会議＋お酒の組み合わせの会は大いに盛り上がり、話が尽きることがありません。あの時間を過ごしていると、皆音楽が好きなんだなと強く感じます。
良い雰囲気作りは勿論ですが、より良い音楽作りをしていきたい、というのが今年からの目標です。結成から約10年経ち、当時学生だった団員もすっかり社会人になりました。日々の仕事に追われる中で、音楽する時間をより幸せに感じれるよう、良い時間にしたい。というのが一番の想いです。
次回の定期公演は節目の第10回ということで、団員一同頑張っていきたいと思いますので、応援のほど宜しくお願いします。